昨年から長男(6歳)と一緒に釣り車中泊をする機会が増えてきて、快適に眠れるように車中泊用のベッドをイレクターで自作しました。
車はヴォクシー(80系)の7人乗りモデルです。ノアやエスクァイアも同じシートレイアウトなので流用できると思います。
完成したベッドで何度か車中泊してみましたが、おおむね満足できるクオリティでした。
できるだけ安く、かつ設営・撤収しやすくコンパクトに収納できることをコンセプトに作ってみました。
材料や寸法など
まずは、フレーム全体の写真です。
それぞれのパイプの長さはリストの通り。
- 925mm×3(縦のパイプ)
- 1040mm×2(横のパイプ)
- 480mm×3(フロント側の脚)
- 400m×3(リア側の脚)
- 500mm×2(補強&落下防止)
必要なジョイントはこちら↓。
- J-103×6(足)
- J-4×4(角)
- J-12B×2(中央の縦のパイプ)
- J-59C×4(補強&落下防止)
フレームの上に乗せるパネルはベニヤ板でも良いのですが、トゲが刺さるのでパネコートという塗装済みの板にしました。
ホームセンターで1800mm×900mmのサイズの板が売っているので、図の通りにカットします。お店でカットしてくれるサービスがあれば利用した方がキレイに出来るのでオススメです。
板厚は12mmが一般的ですので、今回もそれを使用します。強度も申し分なく、耐久性もありそうです。
カットした板に穴を空け、結束バンドで板同士を固定します。ポイントは結束バンドを八の字にして留めることです。
こうすることで板の間に隙間ができて、ジャバラのように折りたたんでコンパクトに収納できます。
シートとの高さを合わせるために、2×4を30cmくらいに4本カットし、ビスで2本ずつ固定したものを作ります。両面テープ等で固定しても大丈夫だと思います。
材料費は全部で1万円くらいでしょうか。僕はもらい物のイレクターパイプがありましたので、もう少し安く仕上げることが出来ました。
設営していく
それでは、自作ベッドキットを設営してまいります。
まずは2列目のシートを中央に寄せ、背もたれを倒します。ヘッドレストは外して座面の上に置いておきましょう。背もたれを倒したら、シートは一番後方にスライドします。
3列目シートの背もたれを倒し、座面に2×4を置きます。置いただけで特に固定はしていませんが、ベッドにしたときに上から体重がかかるのでズレることはありませんでした。
都合の良いことに3列目の背もたれがフラットなので、ベッドの一部として使用します。背もたれ50cm+板130cmなので、全体で180cmのベッドになります。
フレームを組み立てた状態です。脚のパイプがシートの隙間に収まるような寸法になっていますので、倒れることは無さそうです。
フレームの上に板を置きました。これも特に固定はしていませんが、マット等を敷けば上からの荷重により滑ることもありませんでした。
僕と息子2人(3人で合計95kg)で寝てみましたが、強度は問題なく朝まで眠れました。シングルサイズのマットでしたのでさすがに狭かったですが・・・
収納してみる
本来ならパイプとジョイントは接着剤でくっつけるのですが、分解して収納できるようにしたかったので接着剤は使用していません。その代わりパイプの差し込み部分にマスキングテープを張り付け、ある程度きつくなるように調整してます。
パイプ類は分解してトランク下に収納することが出来ます。3列目シートのヘッドレストも外して収納しています。
パネルは折りたたんでシートの足元に差し込むことが出来ます。この方法だとトランクの容量を圧迫することがなく、釣りの荷物も積みこむことが出来ます。
まとめ
手の込んだ作りではありませんが、安くて楽に設営できるので概ね満足しています。
パネコートの板をもう一枚追加して全体で120cmくらいの幅にすると、セミダブルのマットが置けるので今後の改良を検討しています。
参考になれば幸いです。
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