ここ数年でリチウムバッテリーの価格が下がってきたこともあり、我が家のアミティ号も今後のリチウム化を見据えて、電圧計を交換することにしました。
以前に取り付けした電圧計は、電圧表示のみのシンプルなもの。リチウムバッテリーは電圧の管理などに気を遣う必要があるので、リチウムに対応した高機能なモニターに変更します。
前回の記事はこちら↓

必要なものを買っていく
電圧計(RENOGY RBM500)
取り付けするモニターはRENOGY(レノジー)の電圧計【RBM500】に決定しました。
充電・放電の容量を監視して、残量表示だけでなく使用可能時間や満充電までの時間を表示する高機能・高精度のバッテリーモニターです。他社製と比較してリーズナブルな価格なのもオススメのポイント。
しかし事前にネットで調べたところ、付属のパーツのみでは取り付け出来ない様子。
サブバッテリーの端子がM8なのに対して、電流を検知する採集モジュールの端子がM10のため、端子を打ち替えるか別の方法で取り付ける必要があります。

できるだけ純正の配線は弄りたくなかったので、もともと付いていたM10のボルトをM8のボルトに交換することに。
長さは30mmか35mmが丁度良さそうです。

ボルトは↓の商品を購入しました。表示価格はボルト&ナット1セットですので、2セット必要になります。
追加でケーブルを購入
接続図で実際の配線をイメージすると、バッテリーのマイナス端子と採集モジュールを接続するための配線が追加で1本必要になります。
1500Wのインバーターが装備されているためか純正のケーブルは38Sqと極太で、端子を圧着する工具も持っておらず楽天でケーブルを追加購入しました。
熱に強い「ネツタフ」というHKIVケーブルの38Sq・長さは30cmで両端にM8端子の圧着をオーダー。

こちらのショップは10cm単位でケーブルを切り売りしていて、有料で端子の圧着も受け付けてくれます。
僕の様な工具なしのDIYヤーには助かりました。
取り付けしてみる
現状の確認
サブバッテリーの収納スペースはタテ320mm、ヨコ430mm、高さ240mmくらい。
レノジーのコンパクトなバッテリー(CoreMiniシリーズ)なら3個(300Ah)は搭載できそうです。

説明書と見比べて、ケーブルの接続をイメージします。

取り付け作業
イメージ図の通りに配線作業を進めていきます。ケーブルが太くて取り廻しに苦労しますが、何とかそれぞれの接続が完了。
採集モジュールは靴箱内にビス止めで固定しました。

モニターの接続と取り付け
モニター本体は壁に穴を開けて埋め込むので、設置場所を慎重に検討していきます。
使い勝手を考えると靴箱上の壁面が良さそうかな…?

助手席後ろの内装を一部剥がしてモニターの取り付け位置を検討します。壁裏にインバーターや外部充電器が隠されているため、干渉しない位置に決定しました。
車両により取り付けられている機器が違いますので、この部分は現車確認が必要です。

取り付けの場所を慎重に決めたら、手ノコで壁に穴をあけていきます。木くずが出ますので、養生しておきましょう。


モニターの埋め込みが完了しましたが、ノコで切った際に木が割れてしまいました。木割れを防ぐため、壁を切る前にマスキングテープで養生しておくべきでした。あとでシートでも貼って誤魔化します。
採集モジュールからモニターに繋がる配線(シールド線)は、バッテリー収納スペースの左奥にあった穴から壁裏に通しました。
バッテリーモニターの設定
モニターを取り付けたら取説を見ながら設定作業が必要になります。
バッテリー(SMF27MS-730)の細かいスペックが分からなかったので、ネットで拾った情報をもとに数値を設定してみました。とりあえず使用してみて問題があれば変更します。
画像では4項目しか表示されていませんが、ボタンでスクロールすると残り2項目が出てきました。
※取説によると休止電圧とバッテリー減衰率は必須の項目ではないので、設定していません。
| 設定項目 | 設定値 |
|---|---|
| CAP:定格容量 | 210Ah |
| Full V:満充電電圧 | 13.6V |
| Zero V:放電停止電圧 | 11.0V |
| Pow Off:休止電圧 | 0.0V ※必須ではない |
| Alarm:低容量アラーム | 0.0Ah |
| Atten:バッテリー減衰率 | 0.0% ※必須ではない |


満充電してから「」ボタンを長押しして容量を100%に設定して完了。

これにて電圧計の取り付け終了です。お疲れさまでした。
走行充電の電圧・電流値なども表示されるので、リチウム化に向けていろいろテストしてみます。




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